ニンテンドー2DSの狙い
びっくりしましたね。何かのジョークだと思いました(笑)
任天堂、「ニンテンドー2DS」欧米で発表 3D機能省く Wii Uは値下げ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1308/29/news036.html
特長としては
・販売は欧米のみ
・裸眼立体視の廃止
・折りたたみ機構の廃止
・値段は129.99ドル(3DSは169.99ドル、LLは199.99ドル)
発表されてからTwitterでは、賛否両論(否の方が多かったw)
様々な意見が飛び交っていました。
話題沸騰中のニンテンドー2DS(笑)なのですが、
任天堂大好きな自分から見ても、これは製品としてダサい。
「なんでこんなん作ったん?」という疑問。
そして色々と調べている内に、
欧米ならではの事情と任天堂の戦略が見えてきました。
・市場としての特殊性
欧米のゲーム機本体の売上には特徴があります。
それは新型が出ても旧型のハードが売れ続けること。
DS->3DS, PS2→PS3、XBOX→XOBX360
といったハードの世代交代がとても遅いんですね。
http://wikiwiki.jp/gamehard/?%A5%A2%A5%E1%A5%EA%A5%AB#s5347976
より
2005年の北米でのゲーム機売上データから抜き出してみると
年間 4260K 2430K
ちょ・・・・GBA売れすぎやろ…
DSの発売日が2004年の11月だったのですが、
旧型のGBAが倍近く売れちゃってます。
・旧ハードがなぜ売れる。
値段が安いから。
欧米では日本とは比にならないくらいの経済格差があります。
ゲームをやりたいけれどそれほどお金を掛けられない、
という層が結構な数いまして、
それらの人たちが値段だけを見て、旧ハードを買っているそうです。
値段が高くてもハイスペックのハードを選ぶ傾向のある日本とは正反対です。
というか切実な問題です。
2DSはスペックを落とした分、値段は下がっています。
とにかく安くゲームがやりたい!という人たちに向けた商品なのですね。
・初めてゲーム機を手に取る子どもへ
2DSは「ポケットモンスターX・Y」と同時に発売されます。
ターゲットは、まだゲーム機は持ってないけどポケモンに興味をある子供、
親が子供にゲーム機を買い与える時に、値段が安いことは一番のポイントに
なるんじゃないでしょうか。
「なにこのグラフィックwwwwしょぼいwwwww」
「3D廃止とかwwwwニンテンドー\(^o^)/オワタwwww」
とか小さい子は言わないでしょうしね。
最初はうーんと思いましたけど、
任天堂のはっきりした戦略が見えてきました。これ、売れるでしょ。
それにしても、「ニンテンドー2DS」という名前は、
どうにか出来なかったんですかねぇ(笑)